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観覧車で・・・

第5章 観覧車で・・・


「はい、降りて下さい。」
観覧車の店員さんが観覧車のドアを開けた。
涼しい秋風が私の頬に触れる。
「・・・メイさんには、話せてよかったと思ったよ。」
「私も!!!」
私はにっこりと笑った。テツに話したから、気が楽になったのだ。
「でもさ・・・これって芸能人同士だとやばいのかな?」
観覧車を背にテツが言う。
「何が?」
「いや、これって・・・デート・・・だよね?」
テツの言葉に私は頭の回転が止まった。
「『でえと』?」
デートですか??!!??!!??!!そうだったの?!どうしよう・・・。
「え、いや、ごめん!!迷惑・・・でしたよね?」
私は「ごめんなさい!!!」を連呼していた。
「あはは!!!大丈夫だよ!!!楽しいし!!!」
テツは嫌がってないようだ。
「本当?」
私は涙目で言った。
「ほんとほんと!!大丈夫!!!」
なら・・・よかったぁ・・・。
「でも、本気で話してよ?」
と私が言ったら、テツは「あっ!そっか。」といって、
「僕、メイさんが好きなんだ!!!」
と、言ったのだった。
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