第6章 メガネと存在感
澤村
「よーし、じゃあ始めるぞ!月島達の方には、俺が入るから─」
澤村先輩が⁉︎
日向
「ええっ、キャプテンが⁉︎(汗」
私と同じ事を日向君も思ったみたい。
澤村
「ははは!大丈夫だよ!攻撃力は田中の方が上だから!でも、手は抜かないからな〜!」
てっきり田中先輩とは別の2年の先輩が入ると思ってたけど、まさか主将自ら入るなんて…
田中
「………」
私は、チラリと田中先輩に目を向けた。
田中先輩の顔が、普段より厳しい気がする。
攻撃力は田中先輩のが上でも、他は…
暦
「……」
例えば守備力とか、サーブとか、策略とか、澤村先輩には何か強みがあるのかもしれない。
月島
「あーオホンッ」
イラッ
態とらしい咳!また何か言うよ月島君が!(←脳内警鐘)