第6章 メガネと存在感
三つ編みは変わってないけど、地味な雰囲気は無くなってる。
目は大きいし、肌は白いし…
月島
「似合ってたのに、お下げにメガネのダサい昭和スタイル」
!…あれ?
暦
「こっちが通常!大体メガネもダサくなかったし!」
ツッキーは、あんまり驚いてない…?
昨日までと変わらず容赦無いし、鳴宮さんの顔見ても普通って感じだ。
暦
「メガネ仲間になれなくて悪かったね、皮肉屋君」
月島
「なって欲しいなんて言ってないけど」
暦
「実際言われてたら気持ち悪いね」
昨日も思ったけど、鳴宮さんってツッキーの悪口にも怯まないよな…
月島
「はぁ?(ジロッ」
暦
「何か?(ニコッ」
ツッキーが睨むと、鳴宮さんは前にも見せたちょっとコワい雰囲気の笑顔を返した。
ツッキーと言い合って言い負けない女子って、初めて見た…!