第6章 メガネと存在感
〜山口 side〜
バレー部の3対3試合の当日、ツッキーと体育館に行くと、先輩達と相手の1年2人は先に居た。
暦
「おはよ、月島君、山口君」
山口
「おはー…誰?」
声かけられて振り向くと、ジャージ姿に三つ編みの知らない女の子が居た。
暦
「私の存在感ってメガネだけか!」
山口
「え⁉︎」
月島
「あれー?グリグリメガネはどうしたの?あの古臭いやつ」
グリグリメガネって…
山口
「⁉︎…もしかして、鳴宮さん?」
俺が恐る恐る聞くと頷かれた…目の前の女の子は、クラスメイトの鳴宮さんだった。
山口
「あ、そんな顔してたんだ…」
メガネの下、初めて見たけど…
暦
「そんな顔って…」
鳴宮さんの素顔…凄く可愛い。