第6章 メガネと存在感
日向
「本当に鳴宮⁉︎」
暦
「??…私、名前忘れられたの?(汗」
日向
「名前じゃなくてっ…鳴宮の顔、メガネかけてない‼︎」
暦
「!あ、なるほど」
鳴宮の顔、初めて見た!
菅原
「日向ー、あんま騒ぐなよ」
おれが大声出し過ぎたから、スガさんが注意しにこっちに来た。
暦
「おはようございます、菅原先輩」
菅原
「おはよう、鳴宮─…⁉︎」
あ、スガさんも止まった。
菅原
「鳴宮?…め、メガネ取ったのか?」
暦
「あ、ハイ。私は元々コンタクトで…訳あって昨日までメガネに変わってたんですけど」
元々コンタクト…じゃあこっちが、いつもの鳴宮なのか…
菅原
「驚いたな…鳴宮の素顔まともに見るの、初めてだから」
日向
「おれも!おれもです!」