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unrequited love。
第2章 分かり易くて、素敵な君。
待ちに待った昼休み。
開け放った窓。
そこから入ってくる涼やかな風とは裏腹に、一人の少年は珍しく頬に一筋の汗を垂らしていた。
彼の名は黒子テツヤ。
普段の彼はかなりクールで、あまり動揺を見せないタイプ。
汗をかくのだって部活中や、少しバツが悪い時のみ。
そんな彼が部活中でもなく、ましてや会話なんてしていない状況で汗を垂らしている理由はひとつ。
彼の目の前に座る(というか項垂れている)ひとりの少年が原因だった。
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