第5章 おとうとびお 嫉妬
「ピーンポーン」
「はーい。」
何も気にせず、普通にインターフォンにでた。
カメラにはすっごく可愛い女の子。
「ゲッ」
思わずこんな言葉がでちゃったほど。
「あ、すみませーん。はーい?」
「え、えと、影山、飛雄くんいますか?」
「あ、飛雄?ごめんね今いないんだけど、あと少しで帰ってくると思うよ?中で待ってる?」
「…い、いえ。あの、タオルを借りて、それ、返しにきただけなので!すみません!」
「いやわざわざありがとー。預かるよ。ちょっと待ってて、」
ドアをガチャっと開けて、その子からタオルをもらう。
…飛雄、あんがいモテるんだな。
扉がしまり、紙袋を置いて、どうしようかと
私は飛雄の帰りを待つのであった。