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憎む、恨む、以上に愛する。
第1章 過去から
ふと気がついた。
このひとには女がいる。
たぶん多数。
いろんな女物の香水が混ざったようなにおい。
『…私で今日は何人になるんでしょう。』
なぜ私はそのような言葉を放ったのか。
『…。フフフッ…今日は最初の一人だ。』
へぇ、こんなにも簡単に嘘がつけるのね。
『嘘つきなのですね。』
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