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残酷な世界には

第1章 今日



「!!!?」

突然地震(?)がシガンシナ区を襲った。

慌てて体を縮め、少ししたところですぐに窓の外を見渡す。

キィ…と音をたてて窓が揺れている。
目を凝らして人々が壁の方へ集まっていくのを見つける。

「あっちになにか落ちたぞ!」


「…?
爆発…?」

男の声が聞こえ、壁の方に目線を上げる。


「っ!!?」

思わず息を飲んだ。

壁の向こう側から上がる煙。

よく見ると、大きな手のようなものが壁を掴んでいた。

そして、ゆっくりと、影が上がった。

ありえない。
まさか、そんな。

50mもある壁から顔を出したのは、とてつもなく大きな、巨人だった。
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