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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第4章 あなたと最初から




最後にハロルドに会ってから…
1ヶ月。

私は我慢した。
一目だけでもと…何度も足を運ぼうかと思った。
けれど、エルヴィンが静止するには何か…
訳があると私は思っていた。

だから堪えた。


やっと、エルヴィンが
モブリットの接触と認めた。
調査兵団と、バレないのが条件だ。

私とモブリットは私服へと着替え、
街へと向かった。



「私は顔がバレていません。
分隊長は何処かで見ててください。」

『あぁ。そのつもりだ。』


あの1ヶ月前と同じように…
細い路地を抜け少し開けた通りにソレはあった。



「行ってきます」

モブリットが私に笑顔を見せ、
その花屋へと歩みを進めた。

丁度、リタが花に水をやっているところで、
モブリットには警戒さえしていない様だった。
あの美しい笑顔をモブリットに向け
「いらっしゃいませ」と接客を始めた。


モブリットはワザとらしく
妻の誕生日だと嘘をつき話し込んでいた。

リタは穏やかという言葉が本当に似合う。
黄金の金髪と…青い目。
華奢でリヴァイよりも身長は低い。
私とは…正反対だ。



「奥様、喜ばれますよ。」

「はは。だと良いんですが、
失礼ですが…ご結婚は?」

「しています。もうすぐ…主人が帰ってくるかと。」

ニコッとモブリットに微笑み視線を
通りの方へと向けた。


すると、向こう側から男の子が
黄色い花を持って走ってくる。


その後ろが…ハロルドが紙袋を抱え
その子供の後ろ姿を愛おしそうに見つめていた。

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