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心で繋がって〜失くして気付く重み〜

第1章 あなたの死





結局、リヴァイの生死に関わるものは
何一つ見つけられなかった。

そして、調査兵団の被害も0であった。





本部に戻り私室へと戻る。
ベッドにそのまま団服で横になる。


高い天井を見上げ…大きな溜息を一つ。ついた。




コンコン…とドアを叩く音がする。

『開いてるよ。』

そう返すとティーセットを持ったモブリットが
ドアの前に立っていた。



「紅茶をお持ちしました。」



『…何でまた…紅茶を?』



「飲みたいのではないかと…思いまして。

私の淹れた紅茶では…無意味なことは承知ですけど。」




憂いを感じる表情でモブリットは
ティーセットから視線を離さない。

手慣れた動作で紅茶を淹れていく。





少し…リヴァイの姿が重なった気がした。






「どうぞ…」


カチャとカップが鳴り私の前に置かれる。




ゆっくりと一口飲むと…
何故だか優しい気持ちになった。




『モブリット…無意味なんかじゃないさ…』


だってこれは…



「えっ?」



リヴァイの淹れてくれた紅茶と…



『同じ味だよ…モブリット…』






紅茶を飲みながら私の頬を
涙が伝っていく。

止めようにも止まってくれそうにはなかった。




「…泣いてください。分隊長。」




モブリットの優しい声が頭上から
降り注いでいた。
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