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集合【黒子のバスケ】

第7章 * (リア充爆ぜろ) ボソッ *


- 赤司 side -

野塚さんは俺の袖を掴んで眠っている


「……」

確かに顔だちはいい
…けど、どこか壁を作っているように見える


…過去に何かあったのだろうか?
俺が詮索しても無意味なことには
変わりがないが…


(宮)「赤司」

宮地さんに名前を呼ばれる

「野塚を部屋に運ばないか?
もう遅いし、俺達も疲れたし」

(赤)「そうですね」


(赤)「…どうやって運びましょうか?」


いくら寝ているからと言って
無理矢理手を離すわけにはいかない

「…お姫様だっこしちゃえば
よくないッスか?」

"お姫様だっこ"

世間で言う横抱き

「そうだな」

そう言って俺は野塚さんを抱き上げた


(火)「赤司、お前今日どうすんだ?」

西野に部屋案内してもらって
俺達は野塚さんの部屋に入った

(赤)「なにがだ?」

(黒)「寝る場所です」


「…さすがに俺達の部屋に
寝かすわけにはいかない」

「じゃあ…」

「赤司君、香奈の部屋で
一緒に寝ちゃえば?」

「…………は?」

(宮)「まあそれが妥当だろうな」

「赤ちん変なことしたら駄目だよ~」

「赤司っち、変なことしちゃ
ダメッスからね!」


そう言って彼等は部屋を後にした


……確かに俺は手を出さないって
思われてるかもしれないけど…

〈一応俺だって男なのに…〉

俺は小さく呟く


彼女達の事に関しては
まだわからない事が多い

彼女達の関係や
なぜ一緒に暮らしているのか…


…彼女は西野の事を財閥と言っていた

彼女も財閥、もしくは良いところの
お嬢様だとするなら何となくわかるが
彼女が一般家庭の娘だと言うなら
なぜ一緒に暮らしているのか それが謎だ

…でもそれは聞かない方がいいだろう
誰しも聞かれたくないことはある
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