第21章 *元 籠球の騎士 *
…さて、まずは誰の技使うかな
香奈の体に負担をかけずに…
あいつの技使うか
姿を消して ボールをスティール
「なに!?」
「あの、ここにいます」
「きゃあ!」
「……早くディフェンスの
体制とってください」
" まさかっ! "
遠くで火神の声が聞こえる
「は? 言われなくてもわかってる… !?」
" ヒュン "
(真)「消えた!?」
そしてそのままシュートを打つ
" シュッ "
次は遠田達の攻撃だ
俺は動かない 動けなくなったんじゃない
" 時間 "が来るまで待っているだけだ
「なに?」
「まさか怖じ気づいて
動けなくなったとかー!?」
俺は相手がダンクする
3歩手前で動き出した
" ビュン "
" バシッ!"
" ストン "
相手がダンクする前にボールを奪い
そのまま日向のバリアジャンパーで決める
(真)「…くっ!」
遠田が悔しそうな顔をする
……流石に素直に通してくれる訳ねえよな
2人がかりで止めてくる
…さて、どうしようかな…
( 優 )
…ん?
( まずボール外に出して )
相手ボールにするってことか?
( うん )
…その方がやり易いしな
そして、俺はボールを技と弾き出す
「…な! なにやってんの!?」
「…わざとやったことですから」
ボールは 相手ボールになる
( そして、ボールを奪って… )
" パシッ "
( 後は優に任せる )
…いいのか?
( うん )
俺は、相手がボールに触れやすいように
技と離してから 横から奪うようにとり
0から一気に加速する
これは青峰の技だ
そして最後に ダンクで決めた
「うそっ…」
(真)「負けた…? こいつに…?
そんなの信じない!」
遠田は俺に触れようとする
" 香奈!"
それを利用して相手の足を引っ掻ける
(真)「うっ!」
遠田は盛大に転ける
「…ねえ、もうやめよ?
籠球の騎士だとかもう私には関係ない」
(真)「なっ…」
「とにかくもう関わらないで」
俺がそう言った直後警察が来て
警察に全部事情を話した