第20章 *ケイドロ*
(赤)「そういえば香奈の実力
見たことがないな…」
「私? …確かに見せたことないかもね」
(黒)「2人とも喋ってないで
早く始めてください」
「ああ、ごめんね
それじゃあさっさと始めようか」
(笠)「おう!」
さてまずは… あ、早速見つけた
「桜井君、ちょっとまって」
(桜)「…野塚さん!?」
桜井君は速度をあげる
あ、意外と早い
けどすぐ追い付くかも
私は桜井君の横に並ぶ
「ひっ! すいません!」
「…女性に向かって悲鳴は酷くない?」
「ああ!すいません!」
「て、訳で桜井君捕まえた」
" ポン "
(桜)「はあ… はあ… なんで、
野塚さんは 息 切れてないんですか!?」
「体力がいっぱいあるみたい」
(桜)「ええ!?」
" うおっ! 赤司、こっちくんな! "
" 俺が逃がすと思うか? "
私は桜井くんと別れ 次のターゲットを探す
" ガサッ "
《 あっ 》
「黄瀬君見つけた」
「香奈っち!?」
私と黄瀬君の追いかけっこが始まる
でも、逃げた先には高尾君と緑間君がいた
「…ばかっ! 黄瀬!こっち来んな!!」
「何してるのだよ!」
そして巻き込まれた2人も一緒に走る
(黄)「うそっ! ふりきれない!?」
「…3人共本気出さないと捕まえちゃうよ」
「くそっ!緑間、黄瀬!本気で走るぞ!」
(黄)「ああ!」
3人共速度をあげる
……へえ、早い けど…
私もスピードをあげる
「え、香奈っち早いッス!」
(高)「うわっ!」
" ポン "
" ポン "
" ポン "
(高)「はあっ… はあっ!」
「一体、 なんなのだよ…」
「香奈っち、すごすぎッス…」
「ふふっ… 3人共怪我してない?」
「大丈夫なのだよ」