第20章 *ケイドロ*
(相)「集合!」
リコちゃんが皆を集める
「皆ちゃんとウォーミングアップ
済んだみたいだね」
「ルールは普通のケイドロと変わらない
けど、4回捕まった人はその場で終了
整備は整ってるけど危ないところとか
行かないでね …ああ、もし本気で
やらなかった人 夕飯抜き。 それか
リコちゃんの手料理どっちか」
(日)「本気でやらなきゃだな…」
(火)「監督のご飯だけは… 避けたい」
(相)「火神君何かいった?」
(火)「いや、何も…!」
「鬼は赤司君、黒子君 笠松さんよ
…ああ、ケイドロ中は技使うの禁止」
「え…」
「当たり前でしょ? そんなの使ったら
何のためのケイドロよ?
……だから、ミスディレ、ホークアイ
コピーとか使わず
とにかく " 普通のケイドロ " のルールで
お願いね。 今吉さん心の中読むの禁止ね」
(今)「えー…」
「私からの説明は以上。あ、この後に
バスケするから体力残しといてね
ちなみに私も鬼として参加するから」
(相)「あら香奈ちゃんも…?
……! ちょ、ちょっとまって!?」
(黒)「監督、どうしたんですか?」
(相)「…服の上からじゃあまり
わからないけど… 香奈さん
貴方何かやってた?」
「……どうして?」
(相)「…体力とスピードが…」
「…よし、20数えたら開始よ
それじゃ、始め!」
(相)「ちょっと!」
…ごめんね、リコちゃん
貴方の言葉を遮ってでも、
聞きたくなかったから
私達はきっちり20数え
それぞれ走り出した
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- リコ side -
私は彼女の数値をみて驚いた
…前に赤司君の数値を見たことが
あったけどそれと同じくらい
体力とスピードが凄かった
はっきりいって、女子の数値を越えていた
そう、まるで… 彼らと同じような…。