第26章 箱とゲームとメッセージ
何でこんなものが??
てゆーかテープとROMカードはまだ分かるけど、この指輪は何なの?
キルアが指輪を確認すると、裏側にまたあの模様が入っていた。
「うかつにはめない方がいいかもな」
「え?指入れたらポキッと折れちゃうかな?」
「それは知らねーけど、念のためさ」
うん、ここはキルアの言う通りにした方が良さそう。
すると今度はゴンがテープを取り出した。
「じゃあまずテープから聞いてみる?」
「さんせーい!」
「そだな…………あ、ゴン、ダビングの準備もしとけ」
え?何でダビングなんかすんの?
って思ってキルアに訪ねたけど、念のためと言われてしまった。
念のため多くね?
「じゃ、ダビングの準備もできたし…聞こうか」
「うん」
緊張した空気が流れるなか、ゴンはスイッチを押した。
カチッ
ザー……
『………よぉゴン、やっぱりお前もハンターになっちまったか』
「!!!」
聞こえてきたのは、なんとも気だるそうに話す男の声。
これって、これって…
ジンさんだよね!!
初めて声聞いた!!ダンディーなボイスですねジンさん!!
するとジンさんはこう続けた。
『ひとつ聞きたいことがある。お前オレに会いたいか?』
「え?」
何を言ってんのこの人。