第2章 背負いし命
「……レンっ!……エレンっ!」
『!!!』
「どうした。ひどくうなされていたようだが…」
『…兵長っ…』
「…なんてツラしてやがる。」
古城の旧本部の地下。
戸締りをしに来たであろう兵長が
俺の肩を揺すり起こした。
俺の額には恐ろしい程の汗が
滲んでいた。
…あなたが死ぬ夢を見ました…
なんて口が裂けても言えない。
『少し…怖い夢を見ました。すいません…』
「いや…それならいい。寝れるか?」
『…大丈夫です…』
「そうか…明日も早い。早く寝ろ」
兵長が踵を翻し
コツコツと靴を鳴らして上へと続く階段を上っていく。
その後ろ姿をただ眺めていた。