第1章 ……
「はい、到着。」
「ほんとごめんなさい。感謝するわ。」
「いいって。ほら行きなよ。」
そう言っていつものようにニコニコする。
「うん。」
もうすでにひそひそと聞こえている。
「次は高校生?」
「最低」
うるさい。
そんなふうに言わないで。
「ヒロトはちが「マユミ!愛してる!」」
「は!!!???」
ケラケラと門のところで笑ってるヒロト。
「ばかじゃないの!?///
勘違いされるでしょ!?////」
「じゃあ、また向かいに来る!」
まだ笑ってる。
「ヒロトのくせに生意気なのよ!///」
叫んだときにはバイクのエンジン音。
周りは唖然。
恥ずかしい。
でも…
「ふふっ」
楽しいわ。