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【ガイ】あの日のキミは【NARUTO】

第4章 ++たくさんの不安に堪えていた++


アレスの妊娠が判明してからというもの、つわりのせいなのか、いわゆるマタニティブルーと言うものなのか…

いつになく不安定な日々が続いていた。

「ねぇアナタ…今度の任務は、どれくらいで帰ってこれそうなの?」
「はっきりとは言えんが、3日くらいで済むと思う」
「…何しに行くの?」
「任務内容を聞くもんじゃない」

不安そうにベッドに横たわるアレスの前髪を撫で払いながら、忍には守秘義務があるのだと窘める。
そんな事など承知のはずだが、最近のアレスはオレが家を空ける事を極度に嫌がる。
今までは平気だったのに…つわりが酷くて、ひとりで耐えるのが辛いのだろうか。

「寂しかったら、実家に居てもいいんだぞ」
「……大丈夫」

アレスはオレの手を握りながら、枕元の時計を見た。

「今日は友達と、遊びに行ってくるね」
「サトコちゃんか?」
「うん。気分転換に映画見に行こって誘ってくれた」

会った事はないが、アレスをよく外に連れ出してくれる活発な子のようだ。
話の内容を聞くと、アレスもまだまだ遊びたい盛りなんだなぁと、彼女の若さをしみじみと感じる。

「体調が万全ではないんだから、早めに帰るんだぞ」
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