【FAIRY TAIL】信じることを忘れた少女『六魔将軍』
第2章 * 六魔将軍(オラシオンセイス)*
7,Knowledge〜知識〜
コブラ 「俺たちの何を知ってる。なぜ、闇ギルドに連れられて………」
“そこまで冷静でいられる?”
その言葉にドキリッとした。
そうだよ、おかしいんだ。
私の全ての反応。この世界の人々なら知っている。
闇ギルドの、バラム同盟の恐ろしさ。
なのになぜ、冷静でいられるのか。
そうだ、そこがずっと不自然だったんだ、全員が感じてた?
コブラ 「不自然さは俺だけが感じてるだろうな。で?てめぇは何を知る?」
レイ 「…………知識の多さですよ、ただ。この世界の全てが知りたくて、いろいろ勉強してたんです。」
苦し紛れの言い訳。
でも言う訳にはいかない。
まだ信用がない。
これから仲間になるのは一向に構わないけど、どこから来たかなんて答えたら、省かれる。
もう慣れっこになっちゃったことかもしれないけど、世界の、空間が違うから、過去は全てリセットよ。
新しい自分探し………
それもいいかもね。
コブラ 「……へぇ、“新しい自分探し”ねぇ……そのためにあんな樹海の真ん中にいたのか?」
エン 「ちょっと、コブラ!!全然話が読めないんだけど……」
コブラ 「………ハァ」
エン 「((イラッ」