• テキストサイズ

【FAIRY TAIL】信じることを忘れた少女『六魔将軍』

第2章 * 六魔将軍(オラシオンセイス)*


〜1,3ヶ月〜

いつだっただろう。

3ヶ月前か。私はこの樹海にいた。
ただ普通に毎日を過ごしてたはずだったのに、パッと上を向くと辺り一面木、木、木。

最初はパニックで頭の中が真っ白になったけど、少し見たことのあるその風景は私が好きな漫画の、好きなキャラ達のいた場所。
FAIRYTAILの世界だと気づいたのはほんの数分で。



そして3ヶ月後の今。
この樹海には意外にも食べれる果実などがたくさんあり、動物達ともなぜだか心が通い会えると言うか、そんな感じで。



でも流石に3ヶ月間、同じ食べ物、同じ風景、同じ生き物、同じ空気で、寂しい。






レイ 「もう…いっその事。この樹海からでちゃおうかな……」

なんてポツリと呟いて上を見上げてみる。
そこには手を伸ばしても届かない澄みきった青空。
私は伸ばしたてを力尽きたかのようにガクッと下ろす。

するとそれが合図かのように何かが近づいてくる音。

怖いとか、そういう感情はないけれど人であって欲しいと願う。


静かに下を向いて、木にもたれかかり、目を瞑る。
すると


「おい」

人の声。
/ 10ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp