第6章 新たな関係
「首輪が外されると俺は犬に戻っちゃうんだ。今みたいに、もう1回着けてもらえれば人間姿になれるんだ。」
「そ、そっか……。」
やっぱり、琥太郎は琥太郎なんだよね…。
すると琥太郎はくたぁ、と私の肩に頭を乗せた。
「これでお仕舞い?何か、疲れた…。」
「あ、うん!そうだね!…2人共、納得してくれた?」
最後に、紗和と祐吾くんに問いかけると、2人は顔を見合わせた後「もちろん!」と笑った。
この2人には、知られても良かったのかもしれないな!私もあははっ。と笑った。…のだけど。
「え?琥太郎??」
「由紀乃に近寄んなよ、人間のオス。」
私の前に出て、祐吾くんを睨み付ける琥太郎。
こ、怖い…(汗
「あ?うるせぇよ、犬が。俺が何しようが、俺の勝手だろうがよ?」
「うるせぇのはそっちだ。由紀乃は俺のだし。」
「…んだと??」
え、ちょ、ナニコレ?((((;゜Д゜)))ガタブル