第5章 喧嘩…?
……あぁ。琥太郎は、本当に可愛いな…。
話しからするに…ヤキモチ妬いてくれたんだ……。
「…私、も…ごめんなさい。ちゃんと話してあげられなくて……。ちゃんと、話すから……」
琥太郎の腕の中で、ポツリポツリ、言葉を繋いだ。
祐吾くんのこと…。友達としか思ってないこと。大切な友達だってこと。
「由紀乃の好きな人じゃないの?」
「う、ん。友達としては好きだけど、恋愛対象ではないかな……って、わぁぁっ」
抱きしめる腕の力が強くなった。
え、なんで…っ?
「俺のことは?」
「……え?」
「俺のことは?好き?」
「うん、好き、だよ?」
な、何、急に……
「ペットとして?それとも…?」
―――え…………。