第4章 幸せな二人
───数年後────
『先輩、おはようございます』
「ふぁ~ぁ、ソラいつも悪いね」
トントントン
ジュー
『いえいえ、今朝食できますからね』
寝ぼけ顔で寝室から出てきたカカシはら例の本を片手に食卓に腰を下ろし、はいどうぞ!と渡されたコーヒーに口を付ける
二人は相変わらず隣同士
平穏な日常
「…ソラ、毎日うちに通うなら、もう一緒に住んじゃえばいいんしゃない?」
『え?いいですよ、今更』
相変わらずの距離感を保ったまま
「端から見たらおしどり夫婦だと思うんだけどね~、ん、うまい」
『ん~なんか言いました?あ!私もういきますよ!片づけといて下さいね!行ってきます』
でも私はずっと変わらない幸せを手に入れた
「ふっ、あ~あ、俺って幸せだなぁ~」
end.