第4章 幸せな二人
そうこうして、私は暗部を引退、上忍としての生活が始まった─────
「ソラ先生!」
「先生!今日の任務は?」
「どーせまたDランクの依頼だろ」
「え~もっとスッゲェ任務ないのかよ!!」
『ははは、平和でなによりでね~』
「上手くやれてるみたいだな」
『なに?私が第八班の担当上忍になって、挫折すると思ってたの?心配無用よ、てかもしや火影様に何か言われた?様子見てこいとか』
「…いや、伝言を預かってる」
『なんて?』
「たまには飯でもって」
『…は?』
本音を言うと、上忍になることに不安はあった、暗部のころにはなかった他人とかかわる日常に馴染めるかどうか
そんな心を見透かしてか、六代目は私の様子伺いをいろいろな人に頼んでいるらしい
「愛されてるよなぁー」
『ハァ?あの人じゃなくてもお断り』
「もう諦めてくっついちまえばいいのに、イタチだってお前には幸せになってほしいと思うぜ」
『…勝手なことゆわないで、それに私は今が幸せよ』
イタチ…私は幸せよ