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糸車
第3章 綻び
もう嘘をつくこともないだろう。
僕は素直に頷いた。
「あぁ…正直、まだ頭が痛いよ。」
そう聞いて彼女は顔色を変えた。
「…やだ、ごめんなさい。
私、全く気付かず無理やり叩き起こしてしまって…。」
「いいや、嘘をついた僕も悪いんだ。
もう何日か、休ませてくれないかい?」
彼女は当然です、とつぶやいて再び寝具の準備をはじめた。
なんで嘘をついたのか、厳しく追及されることはなくて安堵した。
きっと理由なんてうまく答えられなかったから。
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