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結婚するまで sex しません

第22章 卒業


私たちは手を繋いで帰り道を逆走する。

小さな川、並木道、コンビニ、パン屋さん、路線バス、東に見える山、私たちと同じ制服を着た生徒たち。

こんな当たり前の風景が思い出になるのかな。

まだ私にはよくわからない。

メロンパンは半分こした。

「美味しいですね」

半分のメロンパンをかじって彼が言う。

「食べに戻ってよかったでしょ?」

「うん」

彼が微笑む。

「私、この高校に来てよかった」

「僕もです」

私たちは顔を見合わせて笑った。



fin


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