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紫の花が咲く頃に

第3章 私と彼はただの幼馴染です。


「あっくん!!」
 体育館では、今日はバスケクラブの日なため、背の高い人ばかりいた。その中でも、群を抜いて背の高い幼馴染に大声を出して呼び出す。
「昴琉!!」
 私の声に気付き、パタパタと走ってくる姿は犬そのものだ。が、ここで甘い顔を見せてはいけない。
「あっくん!!どういうことですか!!」
「な、なーにー?なんでおこってんのー?」
 本当に分かってないのか、首を傾げながらのんびりした独特な話し方で話す。私の大きな声に他のメンバーもこっちに注目する。
「なに、デカい声出してんだ?すー」
「ゆーちゃん黙ってて」
 そんな中で、声をかけてくれたのは一年から何故か六年間一緒のクラスになった男の子だった。
「昴琉?」
「帝光中受験するんやってね」
「・・・。しないよー?」
「あっくん。」
「先生が言ってるだけー。俺、昴琉と一緒のとこ行くんだもーん」
「あっくん。ふざけてんちゃうで?」
「別にふざけてねーし。ずっと、一緒って約束したじゃん。だから、昴琉が行かないならいかないんだー」
「はぁ」
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