第3章 私と彼はただの幼馴染です。
二度目の人生、小学生の勉強はやはり簡単で、しかし、勉強ができることがこれから先の人生で重要となる事はわかりきっていた。それで、自主学習として家では高校、大学レベルの勉強をしてしまうような日常を送っていた。
「白銀、職員室に来なさい」
その日も、何とない授業が終わり、放課後とくにクラブにも入ってなかった私は図書室にでも行こうとして担任の先生に呼び止められた。その担任の先生が『バスケクラブ』の担当だと気が付いたのは職員室に着いた時だった。
「なんですか?」
「白銀。お前、中学受験は考えてないのか?」
「考えてません」
「はっきりいうなよ。帝光中学なんてどうだ?お前のレベルじゃ簡単だと思うんだが。」
『帝光中学』という具体的な内容まで出してきた。一体なんだというのだ。
「なんなんですか?帝光中ってむっちゃレベル高いやないですか」
「いやいや。全国模試でも上位にいるお前なら楽勝だって。」
「じゃ、違うとこ受けます」
「待て。帝光中はいいぞ~。勉強は進んでるし、スポーツは盛んだし。」
その担任の様子でさすがに察することが出来た。あの問題児の幼馴染が一枚かんでいるのであろう。