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冬猫の恋

第2章 出会い (シカマルsaid)


~アカデミー~


「ふあぁぁ…ねみぃ」


俺はいつもの様にアカデミーに通っていた。
遅刻ギリギリ、それでもとぼとぼと進んでいく。


キーンコーンカーンコーン

あぁ~鳴っちまったな、走んのめんどくせぇ

そんなことを考えながら鳴り終わる前に教室に入った。


チョ「シカマルおはよう!(バリバリ)」


菓子を食べながら挨拶してくるチョウジに簡単に挨拶をしてtなりの席に付き顔を伏せた。
これもいつもの事…だったのだが


イルカ「おーい席に就け!これから転校生を紹介する!氷猫入ってこい!」


イルカ先生に呼ばれてガラガラと扉の開く音と共にどよめきが聞こえた。
その声を聴いてチラッと教卓の方を見た…


『氷猫ゆえ、です…』

「ッ!……」


その子を見た瞬間、俺は息を飲んだ。



幼げな顔から見える白く透き通った肌。

肌に映えるのは雪のように白く長い髪。

その髪は太陽の光を受ける度にキラキラと光る星のようにも見えた。

そして少し長めの前髪から見える瞳は、夜空を映したような深く…吸い込まれそうなほどの青。

俺はいつの間にか…その少女から目を離せずにいた…




今思えば…此処から始まったんだ……。


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