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冬猫の恋

第5章 涙 (シカマルsaid)



初めてあったとき、おっとりとしてふわふわしていて少し臆病な印象を持っていた…

ナルトを庇ったとき、強く揺るがない目で相手を負かす、芯が強く、ナルトのために怒ったとき…強くて、でも何処か儚く見えた…

そして今…俺たちに泣きながら礼を言ってるゆえはとても綺麗でそれでいてたまらなく危うい…
ガキの俺がこんな事思うのも変だか…
確かにそんな感じがした…

ふと我に帰るとゆえはいのの腕の中にいた…
…羨ましい……何て思ってない…


『うぅ…えっぐ……』


ぎゅっと抱きついているゆえの背中をポンポンとなだめるいのにサクラとヒナタが頭を撫でる

何故か微笑ましい絵になっていてチョウジと顔を見合わせて微笑んでいた…

しばらくしてゆえが真っ赤に腫れた目をこちらに向けて…

『…いの…』

いの「どうしたの……あぁ!行って来なよ!…あとね!」

何を察したのかコソコソとこちらを向いていゆえに耳打ちをし、終わったのかこちらにトテトテと寄ってくる
俺の前に立って……抱きついてきた⁈////////

いのの企みがわかり睨んでも俺の赤くなっているであろう顔を見ながらニヤニヤ笑っているいの・サクラ・ヒナタ・ナルト・チョウジ…っとまて‼︎
チョウジお前はいつの間にそっちに着いてんだよ⁉︎
俺だけなんは嬉しいけど‼︎
つかナルト‼︎ヒナタ‼︎お前らにもバレてんのか⁉︎
どーすんだよ⁉︎
俺のポーカーフェイスに自信無くしそうなんだが⁉︎


『…シカマル…』

「⁉︎…な、なんだ…?」


とゆえの声に呼ばれ意識を向ける…が…


『ひどい事、言ってごめんね…ありがとう』

「⁉︎///////」

ふにゃっとした柔らかい笑顔を至近距離でまして抱きついている身体から自分とは違う熱と柔らかな感じがまた俺の顔をさらに熱く赤くさせる…
クソっ…あとで覚えてろよ‼︎


『…顔…真っ赤⁇…大丈夫?』


平常心を保つが中々引かない熱にゆえの頭を自負の胸に押し付け顔を見せないようにした…
そして、優しくゆえの頭を撫でた…

「平気だッ…もう、あんな事言うなよ…」

『⁇…うん!』


グリグリと俺に擦り寄るゆえに微笑んで癒されているのを見ていた奴らは…まぁ、案の定からかわれた…








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