第2章 4月
バンっ・・・
キュッ、バシッ
『おーい、声だしていこーよー』
「「「あーーい」」」
『やる気なくねっ!?』
気の抜けた返事をして、再度練習にとりくむ。
『あ、もうそろそろ、朝練終了かも。』
「え、もうそんな時間・・・?」
夜が聞くと、ユウは時計を指差して。
「あらら・・・、」
「皆~、片付けしよ~☆」
妙にちゃらちゃらしながらススメが声をかける
『こらっ!副主将がちゃらくてどーするの!?』
「え~、ま、いいじゃん。」
『いや、一応皆をまとめるんだからね!?』
「ま、へいきへいき~」
そんなススメに痺れを切らしたのか
「・・・いいから、片付け手伝え!!ススメぇ!!!」
ドカッ・・・!!
岩っちがボールを投げつけた。
「ひ、ひどい!岩っちひどい!!」
「ひどくないから」
「岩っちが冷たいよぉ・・・にろっちゃんヘルプぅ~」
と、にろっちゃんのほうに行くが。
にろちゃんは
「は?そんなの言われても困るんだけど」
とニヤニヤしながら言った。
「も~みんなひどい!!!!!!」
部室の隅でしょぼくれた〔フリしてる〕ススメをほっといて
ユウは部室を出た。
「ちょ・・・まって!?」
慌てて追いかけてくるが。
『遅いのが悪い・・・。』
そう、ユウはススメと同じクラスなのだ。
廊下を歩いている途中
「あ、ねえねえ・・・。知ってる?」
『なにが?』
「うちのお兄ちゃん・・・。徹のとこが今度烏野と練習試合するんだって~」
ススメの兄・・・それは
県内随一のセッター及川徹。
青葉城西高校主将だ。
烏野は夜となみの双子
中学のときにベストリベロ賞獲得した西谷夕と
うるさい田中龍之介
ゆっきーの兄
菅原考支がいったところだ。
「なんかね~、徹が言うには天才セッターがいるんだって」
『あぁ・・・、影山飛雄ね。』
「お、よくしってるねぇ~」
コート上の王様。
知らないやつは少ないだろう
『なんか、いいね・・・。私らも、練習試合そのうちはいるからね。』
教室について席に座りながらいい
席が前後のユウらは、休み時間もよく話す。
なんだかんだで仲がいいのだ