第3章 卍谷
『…っ…こ…こは?』
見知らぬ部屋
『確か…怪我をして…気がついたら桜の下に居て…』
怪我を誰かが手当てしてくれてる??
色々考えて居ると
廊下に気配を感じた
…誰かいる…2人…違う、3人!!
部屋の前で止まった?
?「起きておるか?」
『…どうぞ…』
入って来たのは
あまり私と歳の変わらない男と女…
それから歳三兄様ぐらいの男
?「怪我の具合は…」
『慣れていますから…助けて頂き…ありがとうございます。』
?「何故あの様な場所に…」
?「弦之助様…まずはこの者の素性が分かりますまいと…」
?「そうでござった…余は甲賀弦之助…この里卍谷の頭領じゃ…2人は余の仲間…お主の名は…?」
『…土方…椿…』
弦「椿殿…何故あの様な場所に居られた…」
『気がついたら桜の下に居たの…』
陽「弦之助様…あやしゅう御座います!」
左「この者は何処ぞの間者ではないか?」
…弦之助様はとにかく…
この2人…私を間者だって?…
『間者?私が?………馬鹿にしないでくれない?…』
「「「っ!!!…」」」
…少しの殺気であれだけの反応…
只者じゃ無い…か…
『私は…新選組副長補佐…土方椿…それに…卍谷なんて聞いたことも無い…』