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甲賀忍法帖

第5章 絆


皆と出会い
また、人を信じてみようと思った…
私に…新しい居場所が出来た…

そして、今は…室賀豹馬…もとい
父様の養女になったものの…


『父様…』

豹「…」

『父様…暑苦しいです…』

豹「椿…少し散歩でもせぬか?」

『散歩…ですか?』

豹「卍谷を案内しよう」

『父様…じじ様から聞いたのですが…卍谷とは忍びの里でございましょう?皆、忍術がつかえるのですか?』


豹「皆、それぞれ特殊な忍術をもっておる」

『じゃあ…父様も?』

豹「父は…弦之助様と同じ瞳術と言う技が使える」

『瞳術…(みたい!凄くみたい!)』

豹「…昼間は無理じゃ…」

『じゃあ…陽炎姉様や左衛門兄様やお胡夷も?それぞれ特殊な忍術がつかえるのですか?』

豹「そう言う事になる…」

『…父様は凄いのですね!皆も…それぞれ忍術が使えるなど…羨ましい…』

豹「椿は…何か得意なことはあるか?」

『…剣術なら…誰にも負けませぬ』

豹「ほぅ…ではこの父と一手やってみるか?」

『…怪我…しますよ?父様( ^ω^ )』

豹「面白い…一手手合わせ願おう」

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