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甲賀忍法帖

第3章 卍谷


どのぐらい歩いただろう…
傷口も開き…
体力も限界が来ていた

『…っ…はぁ…痛い…ここ何処?』

とりあえず水辺の近くで休むことにした

『だめ、意識が飛びそう…』

仲間なんて…もう要らない
信じない…誰も…

『甲賀…弦之助…』

「弦之助様を知っておるのか?」

ふと、頭上から声がした

『(気配に気付かなかった!)…誰…』

「お胡夷じゃ!」

『…弦之助の仲間?』

お「そうじゃ( ^ω^ )!」

『…そう…』

お「怪我をしておるのか??」

『…関係無いでしょ…貴女には…』

お「弦之助様が言っておった新しい仲間はお前か…見つけ次第連れ帰れと言われたんじゃ!」

そう言うとお胡夷と言う少女は
私を抱えた

『なにするの?!それに、私は仲間なんてならないから!』

お「とにかく…連れ帰れと言われたんじゃ!大人しくしておれ!」

『…っ…本当…意味がわ…からな…い…』

そこで私の意識は途切れた
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