第1章 主人公sid
「珠皇。今日メシいらねぇから」
「あ、わかった」
ちょうど任務が終わり火影様に報告書を書いているとき、シカマルに話しかけられた。
同期の彼とは、互いに友人を通じて知り合った。一度は里を出て行った幼馴染のサスケが再び戻ってきたのはもう何年前になるのか。そんな彼を連れ戻そうとしてくれた同期の一人がその時中忍だったシカマルだった。ま、そん時は失敗してたけど、でも約束してくれたんだ。絶対、連れ戻すって。
帰ってきたサスケに取り合えず一発入れて、あのバカを抱きしめた。ボソリと『ごめん』っていうサスケが戻ってきてくれてうれしくて泣いてしまった。そのあと、サクラやイノから殴られそうになったけど・・・。
それから、しばらくしてナルトがシカマルを連れて飲み会に来た。同期よりも先に上忍になった私は、暗部にも入ることになっていたから、当分会えないってことでイノが開いてくれた同期会だった。