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High School

第5章 Class4.ファーストキスは突然に(///з///)の巻


「きょうちゃん、昨日はごめんね。いきなりあんなこと…」
「もういいよ。」
「おれ、きょうちゃんのこと…」
「日曜日のサッカー部の練習試合、観に行くでしょ?」
きょうこは先を聞くのが恐くて話題を変えた。
「きょうちゃん、おれ…」
「剛くん出るみたいだからね、皆で応援行かないと…」
「聞けよ!」
健が立ち止まってきょうこの腕を掴んだ。
「おれ、きょうちゃんのことが好きだ。ごめん。本当は先に言うべきだったのに。でも、きょうちゃんのファーストキス、他の奴に奪われたくなかったんだよ。だから…」
きょうこは嬉しさと驚きで何も言えずにいた。
「きょうちゃんは岡田のことが好きだってわかってたのに、最低だよね。」
「へ?あたしが誰を好きだって?」
「岡田でしょ?」
「何でそうなるわけ?」
「だって、岡田と話す時よそよそしいっていうか…」
「そんなの皆そうだから!エリカがウザイから関われないだけ!」
「そうなの?」
「あたしが好きなのは、ずっと健チャンだもん…」
「え?そうなの?」
きょうこが顔を真っ赤にして頷く。
「なんだ。じゃあおれ達、ずっと両想いだったんだ…」
健も一緒に赤くなる。
「じゃあおれ達今日からカレカノだね♪」
健が満面の笑みになった。
「ね、もっかいちゅ~してい?」
「ダメっ!」
きょうこは慌てて先を歩いた。
「早くパフェ食べに行こ!」
「わかったよぅ。」
健が少し膨れて後を追う。

可愛らしいカップルが1組、ここに誕生した。
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