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High School

第5章 Class4.ファーストキスは突然に(///з///)の巻


2人は階段の影で立ち止まった。
「何!?どうしたの!?」
「キスされた。」
「はっ?誰に!?」
「健チャンに…」
「え~!マジでぇ!?よかったね~!」
「よくない!」
「何で?両想いってことでしょ?」
「好きだとも何とも言われてないのに、いきなりされたんだもん…」
そしてきょうこは昨日の出来事を話した。

「そっかぁ。で、どうだった?ケンケンのちゅ~。」
「覚えてない。…ももちはセンパイとしてないの?」
「まだだよ~。手繋ぐのは慣れたけど。」
「でも、ちゃんと恋人同士でしたかった…」
「大丈夫だよ!ケンケン絶対きょうこのこと好きだから!」
「健チャンは、あゆみ先輩が好きなんだと思う。」
「それは違うよ。弓道部の先輩として憧れてるだけで、好きとかではないと思う。ケンケン見てればわかるよ。きょうこのこと好きなんだなって。」
「それはないよ。」
「あのさぁ、きょうこあたしに散々鈍感だとか言うけど、きょうこだって鈍感だと思うよ。誰だって自分のことになると鈍いんだよ。特に恋愛に関しては。それにケンケンは好きでもないコにそんなことする人じゃないでしょ?」
「でも…」
「告白してみなよ。ケンケンに。」
きょうこはずっと俯いたまま悩んでいた。
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