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High School

第5章 Class4.ファーストキスは突然に(///з///)の巻


「何してんスか?」
その時、健が教室に入って来た。
「人の教室勝手に入らないでもらえます?」
健は松岡を睨みつけた。
「先輩に対してそんな口のきき方か?剛に用事があったから来たんだよ。」
「もう帰りましたから。用がそれだけなら出てってください。彼女に変なマネしたら例え先輩でも許しませんよ!」
「はいはい帰りますよ。バイバイハニー!」
松岡はきょうこに微笑みかけると教室を出て行った。

「健チャン。ありがと…」
そう言って顔を上げたきょうこの目に映ったのは、いつもの優しい瞳の健ではなかった。冷たい瞳をしていた。
「なんで抵抗しないの?」
「え?」
「もしおれが来なかったら、きょうちゃんあのままキスされてたよ。あの先輩のこと好きなの?」
冷たかった健の瞳は、今度は哀しい瞳になっている。
「好きじゃないよ。」
「じゃあ何で『嫌』って言わないの?きょうちゃん前に言ってたじゃん、ファーストキスは好きな人とじゃなきゃヤだって。しかもよりによってあんな女癖悪い奴と…」
「松岡先輩に見つめられたら、金縛りにあったみたいに動けなくなって…」
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