• テキストサイズ

High School

第5章 Class4.ファーストキスは突然に(///з///)の巻


健ときょうこはももこにバレないよう身を隠した。
「太一先生に失恋して、寂しかった時に告白されて、悩んでたけどあたしが付き合ってみたら?って勧めたの。」
「え!きょうちゃんが?」
「うん。先輩大人だし、優しいし、絶対ももちのこと大切にしてくれるよって。最初は戸惑ってたけど、見てよあの笑顔。」
健が博と楽しそうに話すももこを見つめる。
「あたしも大事な親友取られてちょっと寂しいけど、ももちが幸せでいることが一番だから。先輩になら安心して任せられるんだ!」
笑顔で言ったきょうことバッチリ目が合ってしまう健。しかも身を隠していたから相当顔が近い。
「あっ!か、帰って宿題やらなくっちゃ!」
きょうこは慌てて歩き出した。

―おれ、確信したよ。やっぱきょうちゃんが好きなんだ。友達想いで優しくて、ちょっと素直じゃないとこも、全部が好きなんだ―

健は帰り道自転車をこぎながら、背中にあったきょうこの温もりを思い出し、きょうこのことばかり考えていた。
/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp