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High School

第5章 Class4.ファーストキスは突然に(///з///)の巻


健は急いで着替えるとチャリンコを飛ばしてきょうこを追いかけた。
「きょうちゃん~!」
その姿にきょうこが驚く。
「早っ!」
「なんで置いてくの?待ってって言ったのに。」
健は捨てられた仔犬のような瞳で訴えている。
「あゆみ先輩誘えばいいじゃない!」
きょうこがプイッと目を反らした。
「あ~!ヤキモチ妬いたんだ~!きょうちゃん可愛い~(*≧∀≦*)」
「ち、違っ!」
「ストロベリーパフェ食べに行こ~♪」
そう言うと健は自転車の後ろを指差した。そっと後ろに乗るきょうこ。
「しっかり捕まっててね!」
意外と広い健の背中に驚きつつも、きょうこは思い切って腰に手をまわした。



しばらくすると健もきょうこもお気に入りのカフェに辿り着いた。
店に入ろうとした時、きょうこは慌てて健の腕を掴んだ。
「ダメっ!」
「え?」
「今日はここ止めて別のお店行こ!」
「え~!ヤだよ~!おれここのストロベリーパフェが食べたいんだよぉ!」
「子供かいっ!他にもっと美味しいお店があるから、そこ連れてってあげる!」
「え~!」
駄々をこねる健の視界に、店内にポツンと座るももこの姿が目に入って来た。
「あ、ももち!」
「ヤバっ!見つかった…」
苦笑いするきょうこ。
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