第3章 【ガイさんを馬鹿にするな!】
ネジさんに諫められ、テンテンさんがゴクリと喉を鳴らして私を見やる。
「そ、そうよね。とりあえずお店に入りましょう」
「先生は後から来るのか?」
「とりあえず今日はガイ班の飲み会として誘ってますからね。…アレスさん?早く入りま…」
私は今さっきリーさんから言われた言葉が嬉しくって嬉しくって…恥じらいがグーパンチになってリーさんの左頬にめり込んだ。
「私がガイさんの奥さんだなんて…キャー!恥ずかしいー!」
「いや、そうは言ってないから…」
「ぐ…ぅ、そうですよ!アレスさんはまずガイ先生の誤解を解かなければ!」
「…そうだったよ…私の現状はマイナススタートだよ…」
「何なんだコイツ…」
困惑するテンテンさん。
現実を突きつけてくれたリーさん。
終始呆れた様子のネジさんに囲まれて、私はガイさんへの再アタックを模索するのであった。
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