第8章 はじまりのカタチ
ひかり 「えっ?!」
小さく拒絶のような動きをする彼女を無視して、ベッドの上にポスッと軽く放り置く。
彼女が起き上がるその前に、上に覆い被さるように四つん這いになる。
ひかり 「さ・・・・・・くらいくん?」
翔 「いいよ、いつも言ってるように呼んでくれて。何て呼んでんの?翔くん?翔ちゃん?」
ひかり 「これは・・・・・どういうこと?」
翔 「どーいうことだと思う?(笑)」
顔を近付ける。
彼女の頭が逃げるように横に少し逸れる。
顎を持ち上げ口づける。
柔らかい唇。
まだ少し残ったグロスの甘い味。
唇を離し目を見ると、怒った顔。
喉の奥が勝手に笑う。
どこまで抵抗するかな。
今度は両手で彼女の頭をかかえて口づける。
濃厚に。
濃密に。
頭を左右に振って逃げようとするから、更に追い詰める。
舌で唇を無理矢理こじ開け、上あごを隅から隅までなぞり上げる。
身震いのような反応があった。
彼女の舌の脇を裏を伝い、捕獲する。
抵抗が小さくなってきた。
ほら、どうせ抵抗しなくなるんだから。
ま、オレのファンってことで、初期設定の抵抗の3割減だろーけど。