第1章 初対面のカタチ
某TV局の創立記念パーティー。
とにかく豪勢で、派手で、バブリー。
(―――あるところにはあるんだわ~。 )
芸能人もいっぱいいる。
TVの中に入り込んだような錯覚。
ひたすらそんな感想。
私がいつも生息している場所とは、あまりにかけ離れた世界。
どうしてそんな場違いなところに、私がいるかというと。
友人のご主人が局のそこそこ上層部にお勤めで。
(しかも従兄弟だそうで相葉くんには何回か会わせてくれてる、素晴らしいご主人サマで!)
いい年してアイドルにうつつを抜かしてる私を一緒に、こそっと潜り込ませてくれたのだ。
「嵐も出席するよ」って。
なんて出来た友人!
ありがとう!ありがとう!!(拍手)