第5章 犬の餌って言ってるけど犬でもあんな不味いもん食わねぇよ!
[くっ・・・]
さっきまで続いていた戦いが嘘のように終わった。
一回倒されても、まだ相手は続けようとする。
総「まだ続けるんですかぃ?言っとくが、俺は女でも手加減するほど優しい男でもないですぜぃ」
「女?」
土「あの声だけでよく分かったな・・・」
[そう言って結局とどめをささなかったじゃない!]
あ。ほんとに女性の声だ・・・
じゃなくて!
土「知り合いか?総悟」
総「記憶にはありやせんねぃ」
[・・・]
そう言うと、深く被っていたフードを静かに取った。
土「・・・!こいつは・・・」