第5章 犬の餌って言ってるけど犬でもあんな不味いもん食わねぇよ!
「逃げた・・・とは聞いていたけど・・・」
深く被ったフードをとってみた顔は、桂、高杉に次ぐ過激派壤夷浪士の一人。
しかし、壤夷浪士の中でも珍しく、女のグループだった。
土「となると・・後ろの奴もか」
そういうと、後ろの奴らもフードをとった。
「そういえば・・こいつらを捕まえたのは総ちゃんだったね。」
それで恨みがあるのなら話がまとまる。
土「どうだかしらねぇが、そんぐらいにしとかないと足が壊れるぞ。おとなしく自首しな」
相手「この戦いで負けたらしてやるよ」
すんのかよ!
そこはカッコよく逃げようよ!
あ、いや・・・逃がしても困るんだけどね・・・
相手2「・・・・・・・・・」
「ん?」
後ろに居る一人がなにか話してるようだが、うまく聞き取れない。
相手「・・・わかった」
って言って下がったけど・・・
なんて言ってたんだ?
お~い。ゴリラ~
ゴ「ゴリラって呼ばないでぇ!」
土「貴方出番だぞ」
「はいはい」
総ちゃんと入れ替わりになり、前に出る。
しかし、相手の不満げな顔を見るからにまだ戦いたかったのだろう。
足がどうなってしまっても・・・