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【黒子のバスケ】甘い秘事【裏*R18】

第11章 *温泉旅行で【氷室辰也】*




けどそう思えるのはだからで。
挿れたくなったから早く挿れてしまおう。ではない。


と一つになって、と一緒に味わいたい。
オレ〝自身〟で快感に浸ってほしい。
言葉では表せないくらいに膨らんだこの想いを伝えたい。


その一心だった。



「っ……ハァ………っ」

「やぁっ……声……甘いっ……」



そしてオレの声は熱を帯びているらしい。
それほどとの行為に夢中になっているって事だ。

「今日はいつにも増して余裕なさそうな顔してますよ」とまで言われてしまうくらいに。


鏡がないからどんな顔をしてるかなんて分からないけど……

が微笑んでくれるから……きっと優しい顔をしてるんだろう。



「どうして今…っ、笑ったんだ…?」

「こんなっ、表情にさせられるのは……私だけかもって……思って…っ」

「かもじゃない……だけだよ……」

「へへっ……」

「ハァっ……ちょっと……耳貸してくれるかな……」

「はい…っ」

「聞こえる…?」

「はいっ……はぁっ……聞こえ、」

「愛してるよ……とても……」



こう言ったと同時に中が締まった。
嬉しいんだな。

口では簡単に言えるけど、オレは本気でを愛してる。

だから良いってわけじゃないのに中で果てたオレは、最後にとびきりの愛のキスをに送った。


それはいつまでもいつまでも続いて……

今宵を更に燃えさせるものとなった。



*次へ続く*
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