第3章 CONFUSION
雅紀 「あー、食った食った!!」
伸びをしながら、雅紀くんがゴロンと床に寝っ転がる。
和也 「マネコ、具材入れ過ぎなんだよ。」
ひかり 「だって、雅紀くんが豆板醤いっぱい入れるから!隠し味とか言って、よく分かんない調味料入れるから!具材突っ込んで帳尻合わせないと変な味だったんだもん!!」
雅紀 「変な味って言うな~・・・・・」
和也 「ちょ、相葉さん寝そうになってるけど。」
ひかり 「雅紀くん?ねぇ雅紀くん?!ちょっと!!」
雅紀 「んー・・・・・」
和也 「あー、もう寝るね。それ。」
雅紀 「Zzzzzz・・・・・・」
和也 「ほら、寝た。」
ひかり 「もー、風邪引いちゃうよ。こんなとこで寝たら。ちょっと待ってて。掛けるモノ取ってくる。」
ソファに乗っかってたブランケットを取ってきて、雅紀くんに掛ける。
ブランケットを引っ被って気持ち良さそうに寝てる顔が可愛くて、思わず微笑んでしまう。
―――ふと、視線を感じて振り返ると。
ニノくんがニヤニヤしてこっち見てた。
ひかり 「・・・・・・何よ。」
和也 「別に~?(ニヤニヤ)」
ひかり 「・・・・・・・。」
何となくバツが悪くって、ストンと元の場所に座ると手酌でビールを自分のグラスに注いで、その空気を誤魔化そうとした。
すると、目の間に別のグラスがスーッと寄ってきた。
和也 「オレにも入れてー。」
ひかり 「うん。いいよ。」
グラスを傾けて、ゆっくりと注いでいく。
白い泡が細かく盛り上がる。
うん、上手くいった☆(満足)
ひかり 「はい。」
グラスを渡すと、
和也 「サンキュ。」
と言った時に、ニノくんの手が触れた。
―――何でだか知らないけど、ドキッとした。
・・・・・・ちょ、ちょ、ちょ!!
何でニノくんに触れて『ドキッ』っとすんのよ!!
ドキッとした自分を否定するように、鍋の中をつつく。