第3章 CONFUSION
和也 「マネコ、手伝ってこいよ。」
チャンネルを探しながら、ニノくんが言った。
ひかり 「えー、大丈夫でしょ。鍋だよ?」
和也 「まずかったら、マネコ責任取れよ。」
ひかり 「雅紀くんに取ってもらってよ(笑) 作るの雅紀くんだもん。」
和也 「絶対しょっぱい鍋になるってー(苦笑) 鍋の素買ってんだから、余計なモノ入れるなって言ってきて。」
ひかり 「分かったよ(苦笑)」
立ち上がってキッチンへ行く。
雅紀くんはキャベツと格闘してるとこだった。
シャツを腕まくりして、キャベツを押さえつけてザクザク切ってる姿が思いの外かっこよくって、つい目が♥になっちゃう。
ひかり 「雅紀くん。」
雅紀 「え?何、どーした?」
ひかり 「ニノくんが、鍋のスープに余計なもん入れるなって言ってこいって(笑)」
雅紀 「なンだよ、それ!(笑)」
ひかり 「すごい警戒してるよ、雅紀くん作る料理に対して(笑)」
雅紀 「しっつれいなヤツだな、ホント!!ほら、ひかり~。」
ひかり 「え?」
雅紀 「口開けて?」
言われた通りに口をパカッと開けると、雅紀くんの指が入ってきた。
(っっっ?!!!)
雅紀 「キムチの味見ー(笑)」
キムチを突っ込まれただけなのに、顔が赤くなる私。
ひかり 「・・・・に、ニノくんにビール持って行っとくね!」
そそくさとリビングに戻ると、
和也 「マネコ、顔赤い。何?何かやらしいことしてきた?(ニヤリ)」
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