第33章 お前はもう…
澤「部活を辞めた理由なんてどうでもいい。ただ俺達はまた楓と部活やりたいんだ!これが俺達の気持ちだ!楓!」
全員「「「戻って来い!!!」」」
『…っ』
まっすぐで、眩しくて、真剣な目が私に向けられる。
こんなにも必要としてくれてる。
でも……
『…私は、皆を"支える"なんてこれっぽっちも出来なくて、代わりに皆に嫉妬してる。もうバレー出来ないくせにバレーにすがって、勝手に苦しんで、皆を心から応援出来ない…っ』
これが今の私。
こんな私でも、必要としてくれますか?
こんな私でも、許してくれますか?
『っこんな…こんな私でも…いいんですか…?』